夢を見ていた。
枕には大きなシミがあって、頬には何かが流れた痕があって。
鏡を見れば目は真っ赤で……相当泣いていたらしいことは容易に理解できる。
なのに、どんな夢だったのかは覚えていない。
良い夢ではなかったんだろう、と思う。
良い夢だったら泣かないし、第一……そんな夢は、もう何年も見ていなかったから。
それは怖い夢で、だから泣き続けていたのだろうか。
それは悲しい夢で、だから泣き続けていたのだろうか。
あるいは、それは。
……バカらしい、と思う。
夢で泣いた理由を考えたって、それが何かに繋がるわけじゃない。
だから、この考えはここで終わり。
顔を洗って、朝ごはん食べなきゃ……
……
…………
………………
……………………あれ?
変だ。
私は、何もしていない。
ただ、鏡の中の自分を見ていただけ。
ただ、夢が何だったのかをちょっと考えただけ。
ナノニ。
ドウシテ、ソレダケデナミダガトマラナイノ?
ドウシテワタシハ……ナイテイルノダロウ?
わからない。
……何で?
わからない。
……どうして?
わからない。
……涙が止まらない、理由。
……わからないよ……
今この時、この瞬間にこの話を書かないといけない…そう強く感じた。
だから、書きました。
22にもなって最初に書くのがこういうのもどうかと思いますが…。
…明日には、笑っていられるように。