あつい。
そりゃもう、あつい。
どうして、こんなにあついんだろう?
まっしろなたいよう。
あおいそら。
くもなんて、ひとつもでていやしない。
『なつ』って、こんなにあつかったっけ?
もうすこしすずしかったきがするんだけれど……きのせい、かなあ?
これからも、こんなにあついひがつづくの?
こんなひは、おでかけしたくない。
だって、じりじりからだじゅうがあつくなるから。
……みんなはそうでもないっていうけど。
ぼくだけ、なのかなあ?
だから、ひかげでぐでーっとねころがるのがだいすきだ。
すずしいし。
きもちいいし。
なにより、みんなとおはなしできるし。
きょうは、だれがくるのかな。
どんなおはなしができるのかな。
ごろごろ。
ごろごろごろごろ。
ごろごろごろごろごろごろ。
……あ!
だんだん、そらがあかくなってきた。
しばらくすると、そらはまっくら。
まんまるなきれいなおつきさま。
それに、いくつものおほしさま。
……あれ。
どこかで、おいしそうななきごえがしてる。
ちょっとさがしてみようかな。
あしたは、もうちょっとすずしければいいなあ。
家の近所に、猫が生息しています。
餌をあげるおじさんがいるものだから、そりゃもう結構な数でして。
最近は見ているだけで十分なのですが、小さい頃は猫じゃらしとかでよく遊んでました。
反応が良くてついつい遅くまで遊んだ覚えがあります。
タイトルの『foxtail(=猫じゃらし)』は、そんな子どもの時を思い出してつけました。
そんなわけで猫です。
この夏は暑かったせいか、日陰で寝そべる猫(特に黒猫)をよく見ました。
なので、感じたままに書いたらこんなことになってましたよ、というお話。
殺伐とした話の多いこちらでは異色な話かもですが、一服の清涼剤となればこれ幸いです。